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社長の視点

古典

弊社HP「社員の声」5月分に
「アメリカでは投資の授業があるとか。羨ましい。
古典の授業も『英会話』とかにしてしまった方が良いのでは?」とあります。
「無人島に一冊だけ本を持っていくなら『歎異抄』だ」と言った司馬遼太郎も
仰天仰天大仰天のことでしょう。日本文学の世界的権威ドナルド・キーン氏は日本について
「自分たちの伝統に興味がないということは一つの弱点だと思います」と述べています。
私は高校時代の教科書のうち古文と漢文だけは棄てられずにいまだに一~三を持っています。
「春はあけぼの 夏は夜 秋は夕暮れ 冬はつとめて」(清少納言枕草子)、
「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響あり」(平家物語)、
「月日は百代の過客にして行きかう年もまた旅人なり」(松尾芭蕉奥の細道)。
「小子之ヲ識ルセ。苛政ハ虎ヨリモ猛ナルナリト」(孔子)、
「四面楚歌スルヲ聞キ、項王大イニ驚キ」(項羽と劉邦)、
「桃李言ワザレドモ 下自ズカラ蹊ヲ成ス」(史記)。
今久しぶりにそれらを手にし、どれを例に上げようかと迷うほどの、
いずれ劣らぬさすがの名文揃い。
「投資の話は即役立つのに比べて古典なんて何の役に立つのか?」との反論を受けそうです。
若い、頭が柔らかいまっさらな時期に、こうした古典に親しんでおくことは、
心を豊かにし、後々の人生に無形無言の影響を持続的与えていくものと思います。
日本語のしっかりした基礎がなければ、英語もあるレベルから上には伸びないとか。
外国語を学ぶことは日本語を、そして日本を学ぶことであるとも。
そう思いたいだけの年寄りのノスタルジア?ただの右翼思想?
外国人から日本の文化について聞かれても、
自国の文化を自慢げに語れない日本人が今後さらに増えていくのでしょうか。